おはようございます。部屋が散らかって中々片付けることができない。片付けてもすぐに散らかってしまう。そんな悩みはありませんか?
散らかるのはあなたのせいではありません。
この世界はエントロピーが増大しているのでほおっておけば必ず散らかっていきます。時間は過去から未来へ流れ、形あるものは壊れる。決してその逆はないのが今の世界です。
ホーキング博士によると、散らかったものが片付いていく世界がくるのは宇宙が膨張を止めて縮小するようになってからです。
それまで待てない人は、整理整頓の術を身に着けてなんとかこの世界を少しでもよくやり過ごしましょう。
整理整頓のコツ
良いニュースがあります。僕の整理整頓方法をまねすると、整理整頓が下手な人でも必ず上手くなります。
- あえてカオスのスペースを作る
- 100%整理しようと考えない
- 整理スペースとカオススペースを切り分ける
- 整理スペースは集中して整理する
- カオススペースは時間のある時に全部引っ張り出して整理する
整理整頓する必要がある時(探し物したいなど)は、カオスをぶちまけてその中から必要な物を取り出し整理スペースに移します。ついでに不要な物は捨てます。
例えば、僕のデスクトップは常に整理されています。しかし、引き出しの中はカオスです。それでいいんです。引き出しの中まで常に整理しようと考えないことです。必要を感じたときに整理したらいいんです。
カオスの逃げ場を作る
つまり、カオスの逃げ場を作ってやるんですね。そうしないと、逃げ場を失ったカオスは溢れかえって全体をカオスにしようとします。僕のプラスチックの衣装ケースには、整理できない物達を何でもかんでも放り込んでいます。
カオスの逃げ場は、いわばブラックホールのようなもの。もう見ることはありません。しかし、ブラックホールと違うところは、入った物を取り出すことができるところです。必要な時が来れば手を突っ込んで取り出しましょう。
ブラックホールがあるから星星は回っていられるのですから。感謝して見ないでおきましょう。普段は。
物には行き場が必要
本来、整理整頓するなら「物の行き場」を作るのが先です。物の行き場がないのに無理やり整理整頓しようとするから挫折してしまうのです。カオスをぜ~んぶ一箇所に集め広くなったスペースにカオスの中から必要な物だけ取り出して置いていくといったイメージです。
整理整頓が出来ないという方の多くは、この「物の行き場」が不足していると考えられます。つまり、物が多すぎるのです。捨てましょう。消費行動を続ける限り、廃棄行動も同じだけ続けないと家の中は物で溢れます。当然ですよね。
これ意外と分かってない人が多いです。だから繰り返しますが、家の広さは有限です!無限に物を入れられません!捨てる決断をしましょう!もしくは、もうそれ以上買うのはやめましょう!
ひっかけ整理法で床を守る
僕がよくやるのは、「ひっかけ整理法」です。ここでは詳しく説明しませんが、要は空間利用と見える化です。その目的は、床を散らかさないためです。
- 何でも床に置いていると邪魔ではありませんか?
- 「散らかった」と感じるのは、床にあるアレを見た時ではありませんか?
- 床をカオスの温床にしてませんか?
- 毎回、またいで通るのって辛くありませんか?
そう僕は声を大にして叫びたいです。なぜ人は平気で床を汚すのでしょう。床こそ整理整頓の聖域ではありませんか。
床をカオスから守るためには、例えそれが最善の方法ではないとしても「ひっかけ整理法」を活用しましょう。
処理待ち行列
プログラミングで学んだことですが、「処理待ち行列」という概念があります。インタプリタの場合、上から(あるいは先頭から)順番に取り出して処理していくというものです。
タスクがたまってくると、何からさばいていけばいいのか分からなくなってしまいます。カオスが生まれる状況です。そこで、タスクを順番に並ばせます。コンビニで並んでいるお客さんをイメージすると分かりやすいでしょうか。
コンビニの場合は、レジは1人でお客さんは数人。なので先頭のお客さんからレジを打っていきますよね。整理整頓の場合も、片付ける人は自分一人で片付けるべきものは多数あります。なので、並んで待っててねということです。
すぐに処理できない郵便物や書類は、机の上に整然と並べて置いておきましょう。そして、先頭から手を付けて処理していきましょう。こうすると、精神的にも楽になりますよ。
※ 処理待ち行列は仕事のタスク管理にも役立つ考え方なので覚えて損はありません。